香水の種類ってなに?今更聞けない香水の基本

日本人の香水に馴染みのない方たちにとって、香水は1種類としか認識されていません。

しかしながら、フランスなどの海外では、「パルファム」や「オードトワレ」、「オーデコロン」など様々な呼び方に分けられています。

香水の種類

「香水ってつけてみたいけど、調べてみたら色々出てきたんだけど…」なんか種類がいっぱいでてきたという経験はありませんか?

実際に香水には、大きく分けて4種類あるので説明していきます

フレグランス

フレグランスとは、香水やコロンのことを指すと思う方は多くいらっしゃると思います。

もちろんフレグランスの要素には、香水が含まれているのですが、フレグランスの一部が香水であり、香水=フレグランスという意味ではありません。

フレグランスとは、業界の多くのコンセンサスが得られそうなものとしては、化粧品、トイレタリー製品、ハウスホールド製品、芳香剤に代表されるような芳香製品などに使用される香料

引用:日本工業香料会

ボディミスト

ボディミストとは、その名前の通り、体に使用する香りがついた化粧水のことを指します。

香りをつけるのに、香水をイメージする方は多いと思いますが、ボディミストとは、似て異なります。一般的なボディミストと香水の違いは以下のようになります。

ボディミスト持続時間:1〜2時間程度
香水持続時間:5〜7時間程度

ボディミストは、香水と違い、持続時間が短く、香りが控えめになっていますので、焼肉屋などで体臭が少し気になった時に、軽くつける程度の使用方法となっています。そのため適度なツケ直しが必要になってきます。

香水

香水にはいくつかの種類が存在します。

実際に「香水 種類」などで検索を行うと、各サイトによってパルファムの定義が違ったりして、迷ってしまうこともありましたでしょうか?そもそもパルファムなどの定義は、法律などでは決まっておらず、各ブランドが自社の商品を伝わりやすいように設けた概要であるため、どのブランドも少しずつ違うのです。

その中で、現代で大きく分けられる4つについて説明していきます。

パルファム(P)

引用:Amazon


特徴:すべての香水の中で最も、香りが強いとされています。これは他の種類に比べ、濃度が高く設定されているためであり、少量をつけるだけでも、香りが5~12時間ほど保ちます。
一方で、つけすぎ厳禁な香水になっていますので、つける時は、腰や膝裏にワンプッシュで十分になっています。香水のつけすぎは、人によっては悪臭と変わらないので、気をつけるようにしましょう。

濃度:15% ~ 30 %
持続時間:5 ~ 12 時間

オーデパルファム(EDP)

引用:Amazon

パルファムの次に豊かな香りを放つオードパルファムは、濃度が10~15%とやや高くなっています。パルファムに比べると香りの強さや持続性は劣りますが、かすかに香る程度であればパルファムと同じく5~7時間ほど香りを持続させてくれます。

家を出る前に付けていくと、昼間は香りを感じられるというのがオードパルファムなので、何回も付け直すという必要もありません。ノートの変化を楽しめる香水としてオードパルファムは知られているので、付けすぎに注意しながら付けるようにすると一日中素敵な香りを感じることができるでしょう。

パルファムと同じくらいの量を付けることで、一日香りを感じられます。手首にワンプッシュ程度がおすすめです。

濃度:10%~15%
持続時間:5~10時間

オードトワレ(EDT)

引用:Amazon

濃度が5~10%とパルファムに比べたら低くなるオードトワレ、香りの持続時間は3~4時間とされています。仕事に出かける際につけても、お昼過ぎでも程よい香りを楽しむことができます。

一番ポピュラーで付けやすい香水になるオードトワレですが、香りの持続性はパルファムに比べると劣るので、香りの種類に合わせて付け方を変えてみるのもよいでしょう。

ふんわり香るのが魅力的ともされているオードトワレ、付ける際には耳の後ろやうなじあたりに付けてみましょう。血管が通っている箇所に付けることで、香りやすくしてくれます。また、腕やひじの内側もおすすめです。うなじなどより付けやすい箇所なので、自分で調整できるという点もおすすめと言えます。

濃度:5%~10%
持続時間:2~5時間

オーデコロン(EDC)

引用:Amazon

オーデコロンは、香水のなかでも最も濃度が低くなります。1~5%と、香りが1~2時間ほどしか持続しません。かすかに香る程度の香水となっているので、香水初心者にとっては付けやすくておすすめです。

すぐに香りが消えてしまうという特徴があるため、オーデコロンはまめに付けても問題ありません。数時間おきに付けやすい箇所に付けてみましょう。うなじや手首、胸元などに付けると、かすかに感じるよい香りを表現できます。やや多めに付けても香りがきつくなりすぎないので、安心でしょう。

濃度:1~5%
持続時間:1~2時間

香りの種類

香水はその名前の通り、香りがついており、自分の好みやTPOに合わせて選ぶ必要があります。

今回はその中の代表的な香りについてのみ説明します。

  • ハーブ系

植物の花、葉から抽出された精油のグループです。民間薬をしても古くから使われているものが多いです。清涼感をもたらしたり、リラックスさせたり、様々な効能があります。

香りの種類
アンジェリカ、クラリセージ、ゲットウ、スパイクナード、スペアミント、タイム、バジル、フェンネル、ペパーミント、マージョラム、マヌカ、メリッサ、ヤロウ、ローズマリーなど

  • シトラス系

柑橘系の果実や、柑橘系の香りがする精油のグループです。万人に好まれる香りで使いやすいです。胃腸の調子を整える効能を持つものが多く、精神的には元気や楽観的な気持ちを与えてくれます。

香りの種類
オレンジ、グレープフルーツ、シトロネラ、ベルガモット、マンダリン、ライム、レモン、レモングラス、ゆずなど

  • フローラル系

主に植物の花から抽出される精油のグループです。葉や茎からも抽出されるものもあります。甘く華やかな香りが特徴で、癒しや安心感を与えてくれます。

香りに種類
イモーテル、カモミール、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、パルマローザ、ミモザ、ラベンダー、ローズなど

  • スパイス系

料理の香辛料としても使われる、スパイシーな香りの精油グループです。刺激し、活性化してくれる働きがあります。

香りの種類
カルダモン、クローブ、コリアンダー、シナモン、ジンジャー、ブラックペッパーなど

  • グリーン系

樹皮、枝、葉などから抽出された、森林を思わせる香りのグループです。落ち着き、リフレッシュさせる効果があります。

香りの種類
クロモジ、サイプレス、シダーウッド、ジュニパー、ティートリー、ニアウリ、パイン、ヒノキ、プチグレン、マートル、ユーカリ、ローズウッドなど

  • オリエンタル系

東南アジアや中東の植物から抽出された、エキゾチックな香りの精油グループです。個性があり、官能的な雰囲気を作り上げます。

香りの種類
イランイラン、サンダルウッド、パチュリ、ペチパー、ロータスなど

その他具体的な香りについては以下の記事にて紹介しています。

香水の香りって多すぎ!具体的な香水の香りを解説

mikara

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